ろりすかシリーズvol.8
「角砂糖の甘い罠」
-complement scene
……これは、間違っても千歳ちゃんの前では口には出せないことだが……。
千歳ちゃんを見送った直後、俺は彼女が後始末をしたトイレに入った。換気扇にその臭いの大半を消されながらも、鼻をつく臭いの微粒子がしっかりと漂っていた。
そして……ふたの閉じられた汚物入れを開ける。中のビニール袋の中には、茶色に染まった……いや、その上をさらに茶色のペーストに覆われたショーツが、丸まって入っていた。
やってはいけないことだとわかっていた。千歳ちゃんが、最も見られたくないものだろうということもわかっていた。それでも……目の前でおもらしをした千歳ちゃんの姿を思い出すと、その服の内側を見たいと思う気持ちは抑えられなかった。
千歳ちゃんが履いていたそのままの形に広げてみる。まず感じるのは悪臭。汚物を流し、残った空気の分も薄められていた排泄行為の証拠が、再び露わになる。
ショーツの中をのぞき込む。お尻の穴の真下には、かろうじて形を保った柔らかめの便が押しつぶされており、その上を半液体のゲル状便が塗りつぶしている。どろどろの軟便はショーツの一面に広がり、前半分やお尻のかなり上のほうまで汚していた。色も茶色というよりは黒っぽいこげ茶色で、その具合の悪さをうかがわせる。
これでは、脱いだ瞬間には、彼女の股間は軟便まみれだったことだろう。肛門の真下だけでなく、お尻一面に汚れは広がり、さらに前も、秘密の部分が完全に見えなくなるほどべっとりと軟便が張り付いていたはずだ。その軟便が、幾筋にもわたる跡をなして、彼女の白いふとももを少しずつ流れ落ちていく……そんな中、彼女は涙を流しながらこぼれ落ちる軟便を拭き取って……。
俺は、汚れた下着を手にとり、彼女の後始末の情景を思い浮かべながら、言いようのない感覚に浸っていた……。