ろりすかZERO vol.3

「絶望の檻の中で」


リリム・パルミア(16)
 身長142cm 体重33kg B73 W52 H71

 盗賊(シーフ)。貴族の娘だったが、数年前に政略により家が没落し盗賊に身をやつした。
 薄紫色の短髪。小柄な体格で、胸やお尻の発育も控えめ。性的なことなどはあまり知らず、仕事上入ってくる最低限の知識しかない。
 盗賊とはいえ、礼儀正しい態度や思いやりの心などは失っておらず、仕事もスリやこそ泥などはせず、冒険者の戦士や魔法使いらとともに遺跡探索などを行っている。
 しかし、その性格は盗賊としては不利な要素でもあり、いま一つ普段の仕事では活躍できずに終わっている。今回は仲間の役に立とうと、危険な役割を買ってでたが……


 それは初めての失敗でした。
 冒険者グループの盗賊である私、リリムは、情報集めに敵の館に潜入した時に魔法で眠らされ、捕まってしまったんです。
 情報を引き出すつもりだったのか、後で人身売買に出すつもりだったのかは知りませんが、幸運にも身体を汚されることはありませんでした。
 尋問はされましたが、仲間を売るようなことはできません。しゃべれば無事返してやるとも言われましたが、結局私は黙秘を貫き、敵もあきらめたようでした。
 しかし、武器や鍵開けの道具なども奪われて脱出はできず、地下牢に閉じ込められたままです。私は何もできず、仕方なく睡眠をとることにしました。きっと仲間達が助けに来てくれると信じて…。
 石の上はお世辞にも気持ちがいいとは言えませんでしたが、積み重なった疲労のせいか、すぐに夢の中へ沈んでいきました。


 目が覚めたのは、身体に感じた違和感が原因でした。
(おしっこが出そう……)
 丸一日閉じ込められたままだったのです。膀胱はぱんぱんになっていました。
「どうしよう……」
 地下牢の中、もちろんお手洗いなどはありません。おまけにこの石部屋は2メル(約2メートル)四方もなく、代わりにできるようなものも、場所もないのです。
 でも、寝てる間にたまったおしっこは、もう漏れそうなほどになっていました。
「見張りは……」
 鉄格子の側まで寄ってみると、見張りは寝息を立てていました。
(今のうちにしちゃうしかない……)
 私は部屋の隅に身をかがめ、下着を下ろしました。上に着ているのは麻製のワンピース…と言っても、みすぼらしい安物ですけど…。とにかく、それを少しめくり上げ、ショーツの腰紐をゆるめて膝まで下ろしました。そして……

  シャァァァァァアァァァァッ……
  ピチャピチャピチャピチャッ!!

「…っ!! ……ゃっ……」
 溜まっていたおしっこはすごい勢いで溢れ出し、大きな音を立てました。
 さらにその黄色い水流は石造りの床に叩きつけられて、はねる時にもまた音を立てます。
 寝ている見張りにも聞こえてしまうのではないかと思いました。
「…ふぅ……」
 用を足し終えて、私は一息つきました。拭くものがなかったので、少し腰を振って滴を切ったあと、そのまま下着を身に着けました。おしっこが出たあたりが少し湿って、気持ち悪い感覚がします。


 その後、目を覚ました見張りが食事を運んできました。さっきしたおしっこの臭いがしないかと不安でしたが、見張りは気付かずに帰っていきました。
 食事はカビの生えかけたパンと質の悪いミルクで、味は最悪でした。しかし空腹と喉の渇きには耐えられず、全部口に運びました。おそらく残り物なのでしょう、量は身体の要求を満たすのに十分なだけありました。


 でも、この食事がいけなかったんでしょうか。
 今度は……大きい方、うんちをしたくなってしまったんです。

 食べた直後なのにお腹がキュルッ、キュルッと言い出して……だんだんお尻の方に苦しい感覚が…。
(どうしよう……おしっこならできたけど、この中でうんちをしちゃったら……)
 いかに部屋の端の方でも、外から目は届きます。それにこの狭さ。臭いもきっとわかってしまうでしょう。その上、捕まったその日も忙しくて大きい方をしていませんでした。もし、お腹が下っているとしたら、汚くて臭いものがすごくたくさん出てしまうはずです。
 そんなものを見られたりしたら、私……恥ずかしくて生きていけません……。


 時間が経つにつれて、便意はだんだん強くなってきました。お腹からは断続的に、嫌な音が響いてきます。どうやら、本当にお腹をこわしているみたいでした。
  キュルルルルッ……グギュルルルルルゥゥゥッ…………
「うぅっ………」
 おなかの中で、何かが動いているのがわかります。そして、水っぽいものがどんどんお尻に押し寄せてきます。
「っ……」
 頑張ってお尻を閉めてないと、出てしまいそう……。
  グルルルッ……ゴロゴロ……
 少し便意は治まりましたが、それでもまだ予断を許さない状況です。
 ……それに、耐えていても状況は解決しないんです。なんとかして、お手洗いに行かせてもらわないと……。
 私は、恥ずかしさをこらえながら、見張りに呼びかけました。

「あのっ、すいませーん!!」
 ………返事がありません。
 外を見てみると、見張りがいなくなっていました。
(どうしよう……こんな時に限って……)
 とにかく、こうなっては耐えるしかありません。私はお腹をさすりながら、必死に便意をこらえました。


  カツカツ…カツ…
 近づいてくる足音が聞こえました。今度は複数です。……よりによって、また尋問しに来たのでしょうか。あきらめたと思ってたのに……。

「よう嬢ちゃん、元気か?」
「………元気なわけないです」
 こんなところに閉じ込められていたら、元気になるわけありません。ただ今は、それ以上にお腹の具合が悪いことの方が重大です…。私は意を決して、お手洗いに行かせてくれるよう頼むことにしました。
「あ、あの……」
「頭、この娘だな?」
 私の言葉を遮って、後ろにいた男がしゃべりました。昨日はいなかった男です。フードをかぶって杖を持っています。明らかに魔術士でした。
「おお。いっちょやっちまってくれ」
 頭……おそらくこの屋敷の傭兵隊長でしょう。そいつの言葉に従い、魔術士がぶつぶつと呪文を唱え始めます。

  グルルルルゥッ……
「ひぅっ……!」
(また、お腹が……)
 急激にうんちが出そうになりました。しかし、目の前には数名の男たちがいます。お腹やお尻を押さえたりなんて、できるわけありません。
「どうしたどうした、魔術士がそんなに怖いか?」
 頭が言います。冷や汗をかいて小さく悲鳴を上げた私を、おびえていると勘違いしたようです。
「あ、あの、外に出してくださいっ!」
 私は必死に訴えました。……お手洗いに行かせて下さい、とは言えませんでしたが…。
「なんだ、とうとう話す気になったか?」
「そ、そうじゃなくて…その………ちょっとだけでいいんですっ……」
 しかし、頭は私の言葉の後半を遮ってしまいました。
「だがな、その必要はもうなくなったんだ。どうだい先生?」
「ああ、もういいぞ……ほう」
 先生と呼ばれた魔術士が私を見て、うっすらと不気味な笑みを浮かべます。
「ようし……」
 そう言って、頭も私に向き直りました。お腹の中から私を苦しめるそれとは別の悪寒が、身体中を走りました。

「おまえたちの仲間はどこにいる?」
(私の……仲間……)  仲間達は今、この館を襲撃する準備をしに、いつも泊まっている「風車亭」に戻っているはずでした。しかし、そんなことをしゃべるわけにはいきません。しゃべれば仲間を売ることになってしまいます。ここから出してくれると言っても、それだけは言えません。
「やはり喋らんか…。この仕事を依頼したのは誰だ?」
 この屋敷の主、ゼルマーブ卿が麻薬の密売に手を染めており、その証拠をつかむのが今回の仕事。依頼主は貴族のベルモント卿……でも、これは冒険者としての最重要機密……まさか!?
「どうだ?」
 頭が後ろの魔術士に問う。
(もしかして……さっきの呪文は!)

「うむ。ペルハラの風車亭で襲撃の準備をしているとのことだ。そして依頼主はベルモント卿。おおかた、麻薬の話を告発して卿を追い落とすつもりなのだろう」
「!!」
 <読心魔術>(リード・マインド)…。その名のとおり、人の心を読む魔法…。知られてしまいました。答えを考えてしまったばっかりに……。

「おお、ご苦労だったな。……さて、後は襲撃の計画でも聞かせてもらおうかな。まあその前にこちらから刺客を差し向けるから、どうせ無駄になるものだがな」
(襲撃計画は……。だ、だめ、考えちゃいけない……。何か別のことを……えっと、羊が一匹、羊が二匹、羊が三び……)

  グリュリュリュリュリュッ…!!
「うぁっ……!!」
(う、うんちが……もれちゃいそう……)
 お腹の中のものが一気に下って……。もう、これ以上我慢できません……。早く、何とかしてお手洗いに行かないと……

「ほう、そこまでひどかったとはな」
「!!」
(うそ……もしかして、今の考えまで……)
 読心の呪文…。私がうんちを我慢してることまで……知られてしまいました。恥ずかしい……。
  グルルルルルルルルルルッ!!
「うぅっ……」
(お腹が痛い……出そう…あっ、だめ、考えたらまた……)
 お腹がさらに下って、今にも出そうになっています……でも、そのことを考えたらあの魔術士に……。

「頭、もはや尋問はよかろう。……それより、面白いものが見られるかもしれんぞ」
「え、ええっ!!」
 思わず私は声を上げてしまいました。
(もしかしてこの魔術士は、私にこの中でうんちをさせようと……)
「ああ、その通りだ」
「そ、そんな!!」
 私の頭の中の考えと、魔術士の言葉で会話が進んでいきます。その間も私は必死に我慢していました。しかし、その我慢するということさえ、この男にはすべてわかっているんです……。

「おい、何の話だ?」
「いや、詳しく言うのもなんだが……この娘の恥ずかしい姿が見られるということだ」
「??」
「別に犯すわけでも触っていたずらをするわけでもない。この娘がもうすぐ、自ら恥ずかしい姿を晒してくれるってことだ」
「なっ? 本当かそれは?」
「ああ。間違いない。……そうだな、少し趣向を凝らすか」
 そう言って魔術士は私を見て、ニヤリと笑いました。さっき以上の悪寒がして、便意に震えていた脚だけでなく、全身が凍りつくように身震いしました。

「こいつの手を、縄できつく縛ってやれ」
「あん? 別に今さらいらないだろう。どうせ出られやしないんだ」
「まあまあ。演出というものだよ。リリムと言ったかな? どういう演出かわかるか?」
「うぅ……」
 苦しくてそれどころではありませんでしたが、悔しいことに魔術士の意図はわかってしまいました。
 ここに閉じ込められたままでは、私は間もなく限界を迎えてしまうでしょう。そしてその時、両手が使えなかったら……私は下着を脱ぐことができず、その中に……おもらしをしてしまうのです……。

「正解だ」
「くぅっ……そんな、どうしてこんなことを……」
「おまえは盗賊だろう? だったら鍵を開けて逃げないよう、手を使えなくしておくのは当然だと思うがな。それとも、手が使えなくなると特別にまずい理由でもあるのか?」
「うぅ………」
 正論でした。しかも、私をからかってもいました。お腹を壊してるのを口に出せないのを知ってて……。
「こ……こんなのって……」
「いやなら、今のうちに下ろしておいてもいいんだぞ」
「そ、そんなことできるわけ……っ……」
  ギュルギュルギュルッ……
 反論の途中で、またうんちが漏れそうになってしまいました。唇を噛み締めて必死に我慢します。
「おやおや、ご苦労なことだ。さ、今のうちに縛ってしまえ。そうだな、そこの鉄格子にでも」
「ええっ!!」
 手を鉄格子に縛り付けられたら、下着を下ろすのはおろか、お腹を押さえて痛みを和らげることや、お尻に手を当てて我慢することもできません。それに、いざその瞬間には、男たちの至近距離でうんちをもらすことになってしまうのです…。
「お、お願いです……それだけは……」
「嫌なら今すぐにすればいい」
「そんな……」
 今すぐ部屋の隅にしゃがみこみ、手で隠しながらすれば、少なくとも男たちから一番隠したい部分は隠せるはずです。でも……でも……。
 ……。
 …………。
(そんな恥ずかしいことっ……だめっ……)
 思わず部屋の隅で排泄する自分の姿を思い浮かべてしまいました。そんなことができるわけないです……。

「そうそう、そういう姿だ。確かに恥ずかしいなぁ。……では、縛ろうか。やれ」
「だ、だめっ!!」
 悲鳴を上げますが、聞き入れられることはありません。鉄格子を開けて入ってきた屈強な男二人に、私はなす術もありませんでした。
 脱出の唯一の好機だったのかもしれませんが、お腹を激しく下している私にそんな余裕はありませんでした。ただされるがままに、両手を鉄格子に結び付けられてしまったのです。

  ギュルルルルルルルゥ〜……
「うっ、うぁっ……」
 再び便意が襲ってきます。もう手で押さえることもできません。それどころか、頭よりも高い位置で縛られてしまったため、しゃがみこむことさえできないのです。今にも崩れそうな中腰の姿勢で、私は必死に便意に耐えました。

「もうすぐだな」
 魔術士が言います。図星でした。この不自然な態勢では、もうこれ以上の便意には耐えられそうにありませんでした。すでに、お尻の穴は感覚がなくなりそうになっているのです……。

「う……うぅぅぅっ……」
  ギュルル……ゴロゴロ……
 身体を震わせながら、私は必死に便意に耐えます。下ってくるうんちを何度も押し返しているのに、便意の波はぜんぜんひいてくれません。それどころか、むしろだんだん強く……。
 
  ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロッ!!!
「ん……んんーっ!!」
 今までのよりさらに強い便意が、私を襲いました。お尻の穴が、中からものすごい力で開かれ……

「……終わり、だな」
「いや……だめ……………あぁぁぁっ!!!」

   ブリリリリリリリッ!!

(出ちゃっ……た…………)
 全開になったお尻の穴から、やや固いうんちが飛び出してきます。
 すぐに下着にせき止められますが、そんなことでうんちの勢いは止まりません。下着の中で滑り、うねり、お尻の下に吐き出されていきます。

「こ……こいつ、クソ漏らしたのか……」
 私の悲鳴、くぐもったうんちの音、そしてお尻のほうで膨れ上がった下着……これらを見て、まだ事情を把握してなかった頭や兵士達も、ようやく私の状態を理解したようでした。
「うわ……女のおもらしなんて始めてだぜ…」
「俺もだ……うわ、見ろよ尻のとこ。あんなに盛り上がっちまって」
 男たちは容赦なく私に罵声を浴びせてきます。
「うぅぅっ…いや……見ないで…見ないでください………」
「ふふふ、たっぷりと見せてもらうさ。お楽しみはこれからなんだからな」
 魔術士が心底嬉しげに言いました。
 この人たちにとっての楽しみ…私にとっての果てしない苦しみと恥辱は、すぐにやってきました。

「うぅぁぁぁっ!!」
 お腹にたまっていた次のうんちの塊が、一気にお尻の穴まで降りてきました。それを押しとめる力は、私にはありません…。

   ブリュリュリュリュッ! ブリッ!
   ブブッ! ブチュチュチュッ!!

(ああっ……また漏れちゃった……)
 お尻から飛び出したのは、さっきよりも柔らかいうんちでした…。今度のはさっきより長く、しかも後になるにつれて一層柔らかくなっていくのがお尻の感覚でわかってしまいました。
 柔らかく崩れやすいうんちは、最初の固いものの隙間を埋めるように、下着に溢れていきます。その隙間を埋め尽くし、お尻の真下でとぐろを巻きそうになってやっと、排泄が途切れました。出てくるうんちはもうゆるゆるになっているのか、お尻に感じる異物感は最初の硬質の接触感ではなく、湿っぽい粘着感になっていました。
(ううっ……ぐちゅぐちゅして気持ち悪い……)

「おい、まだ出てくるぜ」
「ああ。……うっ! くさっ! すげえ臭いだな……」
 今のゆるいうんちは同時に…すごい臭いを発していました。もちろん出した私は真っ先にその臭いに包まれていましたが……。すぐに男たちのほうにも届いてしまったのです。
「本当だ。うわ、なんか腐ったような臭いだぜ…」
 私にもわかっていました。下痢をしているとき特有の、激しい刺激臭。しかし、男たちに口に出されると、その汚らしさが一層ましたように思えるのです…。私はもう泣きそうでした…。

「うぅっ……ぐすっ……う、うぁぁぁっ!!」
   ビチュチュチュッ! ブボボボボボッ!
   ブバブバブバババッ! ビチビチビチッ!!
 痛むお腹と溢れ出すうんちは、ただ泣くことすら私に許してくれませんでした。お尻の穴から、さらに水気を増したどろどろのうんちが迸ります。
 もうすでにお尻の真下に隙間はなく、出てくるうんちは周りのゆるい便を押し出しながら、下着の中に広がっていきました。

「うぅっ……あっ……うくっ……」
   ブジュルルルッ! ビチュチュチュチュッ!!
   ブバッ! ブリリリリリィッ! ビチチチッ!!
 うんちは後から後から漏れ出してきます。必死にお尻を締めようとはしているんですが、もう力が入りません。それに、力を込めて出口を狭くしても、ゆるくなったうんちはその隙間から出てしまうんです……。

「おい、見ろよ。茶色いのが広がってるぜ」
「すげー、後ろの方、パンツがどんどん染まってくぞ」
 男たちが私に近づき、排泄の現場を間近から眺め始めました。
 ……パンツの中で行き場を失ったうんちは、まだ汚れていない部分を埋め尽くすかのように、下着を汚していきました。特に後方のお尻の谷間の部分は真っ先に軟便で埋め尽くされ、逆に盛り上がり始めていました…。

   ニュルニュル……ブブブビビビビッ……
「あっ……あああっ……」
 うんちは全然止まってくれません。下着の後ろを埋め尽くしたゆるゆるのうんちは、今度は前の方へ溜まりはじめたのです。
   ブチュチュチュッ……ブリュルルルッ……
「あ、うぁ、や、だめぇっ!!」
 前の方……そこには……その…女の子として大事な部分があります。最初にしてしまったうんちがずっと触れてはいましたが、今度はそこにどろどろの軟便が押し寄せたんです。

「そうか……それは気持ち悪いだろうなぁ……」
「!!」
 魔術士が思考を読んでいたんです。あまりの激しい排泄に忘れていましたが、きっと私の下着の中の状態は、すべて克明にこの男の頭に伝わっているんでしょう。もう、恥ずかしさで胸が爆発しそうでした。

「どうなってんだ?」
「ああ……生殖器に水っぽい大便が付着して気持ち悪いらしい」
「い、言わないでくださいっ!!」
 必死に制止しますが、もう手遅れです。
「うわ、アソコにまで届いてんのか!?」
「まだ膨らんでるぜ。パンツ脱がした後が楽しみだなぁ…」
 男たちの容赦のない下品な言葉。泣きたくなります……いえ、もう涙は溢れ出していました。

「ぐすっ……うぅ……」
 下着の中はもう、ゆるゆるのうんちで一杯になっていました。後ろはもう白い布地が残っていないほどで、前も股間に茶色の三角形ができている状態でした。
「どうした? まだまだ出るんだろう?」
「うぅ……」
 また魔術士に図星を突かれます。これだけたくさん出しても、まだまだ便意はおさまりません。お腹の中の数日分のうんちは、これだけでは出し切れてないんです…。

「んぁうっ!!」
   ビシューッ!! ブジュジュジュジュッ!!
   ブププププッ! ビジューーーッ!!
 もう、便意を感じた瞬間には溢れ出していました。さっきよりもさらにゆるい、ほとんど水のような下痢便です。茶色の液体の中に、ごくわずかの未消化物が浮いているという状態です。臭いも、さらにひどいものでした。
 しかし、この噴出は、これら以上に恥ずかしい事態を引き起こしました。

   ボタッ……ベチャッ……ボタボタ………
「うわ、垂れてきたっ!」
「溢れてんのか……すごい量だな……どんだけ溜まってんだろ」
「おい、右のふともも! 流れてきてるぞ!」
 男たちが、下着から外に溢れた私の排泄物を見つけ、それを言葉で描写しました。……その通りでした。ふくらみが限界に達した下着から、うんちがこぼれ始めたんです。こぼれたものは脚を伝って流れ落ちたり、直に床に落ちたりしています。

「だめ……お願い……止まって……止まってください……」
   ブチュッ! ブビビビビビビビッ!
   ドボボボボボボボッ! ブチュルルルッ!
   ブシャーッ! ビチャチャチャチャチャッ!!
   ビチィィィィィッ! ブバッ! ブビュルルルッ!!
 液状になったうんちは、とどまることなく一気にお尻の穴を通り抜け、下着に流れ込んでいきます。その一部は直に下着の横から溢れていきます。
 排泄の勢いがなくならないのか、ピュッ、ブピュッ、と飛び出してさえいます。さらに、ある程度の大きさをもった軟便のかたまりがドプッ、ベチャッと落ちていくのです…。
 ものすごい勢いで排泄してるのが、外から見てもありありとわかるんです……。

「いや、うぅ、うぁぁぁぁぁぁ………」
 もう、出すことしか考えられませんでした。それでも、男たちに見られていること、魔術士に心を読まれていることの羞恥は決して消えません。その時間を一刻でも短くするために、私は痛むお腹に力を込めました…。

  ビシュルルルッ!! ブジュジュジュジュジュッ!
    ……ボタボタッ!
  ブチュルルルッ! ビピィィィィッ!
  ブボッ! ブリッ! ブバババババババッ!
  ドブチュッ! ビジュゥゥゥッ! ブボォォォッ!!
  ブリリリリッ! ビチィィィィィッ! ブピィィィィッ!
  ブリュブリュブリュブリュブビュゥゥゥゥゥゥゥッ………

「うっ……ぐすっ……うぅっ……」
 結局私は、たまっていたうんちを全部、下着の中に排泄してしまいました。 溢れ出したうんちは、足元にこぶし大の小山と、肩幅より一回り広いくらいの下痢便の水たまりを作り出していました…。



 その後、中に入ってきた物好きな兵士達によって私は下着を下ろされ、どろどろの下痢便がこびりついた秘部を舐め回すように見られました…。
「ははっ、いい姿だな…」
 私は、嬉しそうに笑う目の前の魔術士を憎む気力すらありませんでした。
 そのまま男たちに犯されそうになりましたが、幸運にもその時屋敷で騒ぎが起こり、魔術士を含めた男たちは全員慌てて上に行ってしまいました。
 この騒ぎは仲間が助けに来てくれた、その戦闘による騒ぎでした。結果として仲間達は戦いに勝ち、屋敷の主の悪事を暴き、私を助け出してくれました。
 でも、それは私のさらなる恥辱でもありました。


 なぜなら、仲間達が助けに来てくれた時……私は……。
 自らが排泄した下痢便の海に囲まれ……ゆるいうんちがどっさり詰まった下着を足元に下ろされ……真っ茶色の汚物にまみれた股間をさらけ出し……さらにその汚れの中心にあるお尻の穴から、再び襲ってきた腹痛に耐えられずもらしてしまった液状の下痢便を、すごい勢いで吐き出している状態だったのですから…………


あとがき

 こちらも投稿作品です。TRPGをやっていて、女性キャラが3日間ほど牢屋に閉じ込められる場面があって、「そしたらトイレとか大変だろうな〜」と妄想しておりました。
 ファンタジー要素も入れようということで、今回は読心術を使わせて見ました。恥辱感を大幅に増やせると思いましたが、なかなか難しいですね。
 世界観としてファンタジーは大好きなので、またこんな作品もあるかと思います。衛生状態が現代よりはるかに未発達なだけに、いろんな妄想ができそうですね。


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