ろりすかZERO vol.2「修学旅行 〜新聞記事の向こうに〜」

その2 美奈穂のおもらし


早坂ひかり(はやさか ひかり)
 14歳  桜ヶ丘中学校3年2組
体型 身長:142cm 体重:32kg 3サイズ:66-49-67
 主人公。内気で恥ずかしがりやな中学生。やせ型の体型で、黒髪を短くおかっぱに切りそろえた姿が幼さを強調している。おなかをこわしやすい体質。

弓塚潤奈(ゆみづか じゅんな)
 15歳  桜ヶ丘中学校3年1組、生徒会長
体型 身長:164cm 体重:49kg 3サイズ:83-54-85
 紺色に近い短い髪にメガネという格好が、キャリアウーマンを連想させる。そのイメージ通り、堅い性格。

遠野美奈穂(とおの みなほ)
 14歳  桜ヶ丘中学校3年3組
体型 身長:132cm 体重:29kg 3サイズ:63-48-63
 ひかりの親友。ひかりよりもさらに小さく、性格もより子供っぽい。嫌味のない明るい性格のため、みんなから可愛がられている。赤みがかった髪を、首の脇で二本に分けて伸ばしている。

笹山恵美(ささやま めぐみ)
 15歳  桜ヶ丘中学校3年5組
体型 身長:162cm 体重:50kg 3サイズ:87-56-88
 モデルのような茶色のロングヘア。中学生には過ぎるほどの発育を誇るグラマー少女だが、その過信からくるのか性格は自分勝手である。


(まだ……我慢しなくちゃいけないなんて……)
 ひかりが駆け込んだ女子トイレには、個室は3つあった。そして4人の同級生たちが、個室の前に列を作っていた。
 他のトイレを探す余裕はない。前の子たちが早く用を済ませてくれることを望むのみだ。

  キィィ……
 静かに真ん中の個室のドアが開かれ、中から女の子がうつむいたまま出てきた。それを受けて、一番前に並んでいた娘が個室へと駆け込んでいった。
(弓塚さん……?)
 トイレに駆け込む瞬間の苦しそうな横顔を、ひかりは目の当たりにした。その娘の名は弓塚潤奈。生徒会長を務める、知的で冷静な女の子だった。
 その潤奈の顔は苦しげに伏せられ、さらに左手はお腹をさすっていた。個室に踏み入れた瞬間一瞬動きが止まったのは、便意をこらえるためだろうか。
(やっぱり弓塚さんもお腹壊してるのかなぁ……)
 この学校で生徒会長を務める潤奈は、気高く美しい存在だった。しかしその潤奈が今、自分と同じように腹痛で苦しみ、汚らしい便を排泄しようとしている。
  ジャァァァァ…
  ブビィィィィィィィィッ!!!
 流した水の音をかき消すような、激しい排泄音が響いた。もちろん、発生源は潤奈が入った個室からだ。
その音のあまりの大きさと汚さに、並んでいた皆が耳を疑った。
(あの弓塚さんが、こんな音を立ててうんちしちゃうなんて……)

 潤奈が入ってからしばらく、個室の中では皆が残った便意と格闘しているのか、誰もなかなか出てこなかった。所在なげに辺りを見回していたひかりは、同じように視線をさまよわせていた、前に並んでいた娘と目が合ってしまった。
「あっ……ひかりちゃん?」
「美奈穂ちゃん…?」

 その娘はひかりの親友、美奈穂だった。今は別のクラスだが、小学校からの親しい付き合いである。
 美奈穂は、小柄なひかりよりさらに身長が低く、小学生と言っても通じるような体つきだった。性格もやや子供っぽく、天真爛漫を絵に書いたようなものである。
 その小さな身体が、先ほどから小刻みに震え、ときどき耐え切れなくなったかのように足踏みをするようになっていた。その心は、激しい苦しみと恥ずかしさに悲鳴をあげていた。
「美奈穂ちゃんも……その……お腹……」
「え、うん…おなか壊しちゃってるみたい……」
 そう言った瞬間、美奈穂の動きが止まった。
  グルルルルルルゥ〜……
「あっ……」
 美奈穂の下腹部から、鈍い奇妙な音が響いた。
「うぅ〜やだよぉ……こんなおなか痛いの初めて……早くしないと漏れちゃうよぉ……」
 美奈穂が心情を正直に吐露する。しかしその言葉に助けの手が差し伸べられるまでには、長い長い我慢の時を要するのであった。
「み……美奈穂ちゃん、がんばって……」
「うん……ひかりちゃんは大丈夫なの?」
「……えっと……もう少しだけなら……」
「そう……うぅ、早く空かないかなぁ……」

 それからしばらくして。立て続けに2つの個室が開き、入っていた娘たちが出てきた。一人は今なおお腹を押さえ、もう一人はげっそりした表情で目を閉じている。
 それと入れ替えに、美奈穂の前に並んでいた二人がトイレに飛び込み、間もなくその中から凄まじい排泄音が響いた。
  ブビチィィィィッ!!
  ブリリリリリリリリリィーッ!!
「………………」
「………………」
 個室の前に並んでいたひかりと美奈穂は、無言で顔を見合わせた。しばらくして、美奈穂がひかりに問い掛けてきた。
「ねぇひかりちゃん……みんな、おなか壊してるのかなぁ……」
「えっ……うん、そうみたい……」
「もしかして食中毒とかかなぁ……やだよぉ……」
「うん……」
 ひかりは否定できなかった。自分が便意をもよおしただけなら、いつもの下り腹だと片付けてしまうのだが、こうも何人もひどい下痢をしているとなると、何か悪いものを食べたとか、そんな可能性がある。

 その間にも、ひかりの後ろには数人の生徒が並んでいた。みんな苦しそうな表情で、おなかを押さえて耐えている。
 やがて、その列の一番後ろで騒ぎが起こった。
「どいてっ!! もう出ちゃうっ!!」
 そう叫んだのはクラスメートの笹山恵美だった。スタイルは大人っぽいが、ちょっと自分勝手なところが目立つ女の子だ。
 その恵美が、あまりの便意に耐えかね、並んでいる女の子たちを押しのけて前に行こうとしたのである。
 我慢しているところへ不意を突かれた娘たちは、なす術もなく恵美に跳ね飛ばされていったのである。

 ひかりはその騒ぎの瞬間、下を向いて便意に耐えていた。だから、後ろで起こっていることに気づく余裕がなかったのである。
「ひかりちゃん、うし………」
 その様子を見て、美奈穂が警告を発しようとした。しかし。
「……っ!!!」
 美奈穂は今までで最大級の便意と腹痛に襲われ、言葉を詰まらせて身体を強張らせた。崩壊は免れたものの、下腹部と肛門を押さえて必死に耐えなければいけない状態だった。
「……な、なに……えっ!?」
 恐る恐る後ろを振り返ったひかりが見たのは、狂ったような形相で突進してくる恵美の姿だった。
「きゃ、きゃぁぁぁっ!?」

  ドンッ!!
 ひかりもまた、後ろの女の子たちのように跳ね飛ばされた。
 …それも、激しい便意に苛まれて無防備となった美奈穂のいる方へ。

  ドサッ……
「っ……!!!」
 美奈穂にとっては何がなんだかわからなかった。目を閉じて便意をこらえているところに、正面から衝撃を受けて突き倒されたのである。
 体勢を立て直す力もなく、美奈穂はトイレの扉に倒れかかり、そのまましりもちをついてしまった。

  ブブッ! ブリブリブリッ!!
 倒れてお尻をついた瞬間だろうか。美奈穂の肛門から、はっきりそれとわかる破裂音が響いた。
 スカートの中に見える純白のコットンパンツの中央部に、茶色い陰が浮かび上がった。元から肛門近くにあった、やや固い便が押し出されてしまったのだ。
 その便は長い一本の形を崩さず、パンツの前の方へと押し出されていき、秘所の近くまで来て動きを止めた。

「えっ……うそ……」
 大便のおもらし。美奈穂はその状態が信じられないと言うように、上ずった声を上げた。しかし彼女の肛門は、その事実を証明したがっているかのごとく、腸内に溜まった汚物を排泄していく。

  ブビビビビッ!! ブニュルッ!!
 肛門から軟便があふれていく。さっき出した固形便の周りを塗りつぶすように、パンツに茶色い染みが広がっていく。

「だ、だめっ!! 出ちゃだめっ!!」
 美奈穂の悲痛な叫びが響く。それを聞く女の子たちは、可哀想とは思いながらも助ける術を持っていなかった。やがて、美奈穂はこらえ続けていた恥辱の全てを、肛門から吐き出してしまう。

  ブボボボボボッ! ビチュッ!
  ブリュブリュ……ブビュッ…… 
「だめ……だめ……いやぁ……みないで……いやぁぁぁ……」
 最初は固かった大便が、急速にやわらかくなっていく。どろどろの軟便から、水のような液便へと、肛門から迸る汚物はその形を変えていった。
 こうなってはもはや、美奈穂に止める術は残されていなかった。

  ブチュルッ! ブリュッ! ビチビチビチッ!!
  ブピピッ! ブビビビビッ!! ブビュビュッ!!
  ブシュー…ビチュッ! ブブッ! ブババババババッ!!
「うぅ……ぐすっ……いやぁ…だめ………いやぁ……」
 猛烈な勢いで、液便がパンツを汚していく。肛門付近はすでに埋め尽くされ、行き場を失った排泄物はパンツを押し広げていった。
 まずはまだ汚れていない前の方へ。尿道口や秘所が隠れる幼い縦すじを、あっという間に真っ茶色の液体が飲み込んでいった。
 次は肛門からさらに後ろ。液便はパンツの中でどんどん広がっていき、その後ろ側を扇状に汚していく。
 さらに、それだけでは終わらなかった。股下の布を押し広げて、パンツの横縁から液便が流れ出したのである。美奈穂は倒れた時、セーラー服のスカートを下敷きにしていた。溢れ出した液便は、そのスカートを容赦なく覆っていったのである。

 凄まじい勢いでの排泄。本来なら快感を伴うはずのそれは、美奈穂には圧倒的な恥ずかしさをもたらすだけであった。


 ひかりは、目の前で繰り広げられる美奈穂の悲劇を、ただ黙って見ているしかなかった。
 無理矢理みんなを押しのけてきた恵美は、美奈穂の壮絶なおもらしを目の当たりにしてさすがに罪悪感が沸いたのか、みんなににらまれながら列の後ろへと戻っていった。
「美奈穂ちゃん……」
「ぐすっ……うぅっ………ひっく………」
 美奈穂はもう泣くことしかできなかった。そうしている間にも、お尻からは新たな便が溢れ出し、汚れきったパンツをさらに埋め尽くしていく。

  ギィ……
 その時、真ん中の個室のドアが開いた。中から、青ざめた顔で潤奈が出てくる。潤奈は、美奈穂のおもらしに一瞬目を奪われたが、すぐに向き直ってトイレを出て行った。

「み、美奈穂ちゃん、空いたよっ!!」
「ぐすっ………」
 ひかりはトイレに入るように促すが、美奈穂は全く反応を示さなかった。仕方なく、肩を貸して無理矢理にでも立たせることにする。
「美奈穂ちゃん、ほらっ!」
「……あっ、だ、だめっ!!」

 ひかりが美奈穂の肩を持ち上げ立たせようとした瞬間。美奈穂の腰が浮き上がり、同時にパンツの中に溜まっていた液便が一気に流れ落ちた。
  ビチャッ! ビチャビチャビチャッ!!
「いや……ぐすっ……」

「………」
 ひかりはその惨状を見て言葉を失ったが、なんとか気を保って美奈穂を個室に連れ込んだ。

「ひかりちゃん……もう……いいから……」
「え……でも大丈夫?」
「隣も……空いたみたいだから……早く……ひかりちゃんまでおもらししちゃったら……」

 その言葉を聞いてひかりははっとした。美奈穂のおもらしですっかり意識から離れていたが、自分の便意も凄まじいものになっていた。美奈穂が漏らした姿とその便臭を目の当たりにして、排泄欲求はさらに高まっていたのである。
「うん……ごめんね」
 ひかりは一刻を争う状態となったおなかを抱え、隣の個室へと駆け込んでいった。


 個室の中で便器をまたいで立った美奈穂は、見るも無残な姿だった。
 肛門から溢れ出した液便はパンツ全体を覆い、後ろのゴムを引き伸ばして溢れ出そうかという状態だった。脚は、パンツから流れ出した液便の筋が何本も伝い、さらにそれは真っ白な靴下に染み込んでいた。

  ブッ……ブリュッ!!
「うぅっ……」
 最初に比べれば勢いは衰えたが、まだお尻からの噴出は止まらない。美奈穂は、まずは出し切るのが先決だと濁った頭で判断した。
 パンツを慎重に下ろす。肌にまとわりついた軟便、液便が揺り動かされ、ニチャニチャと嫌な音と感触をもたらした。
 それに耐えながらパンツを腰から下ろす。真っ白だったお尻が、真っ茶色の液便でぐちゃぐちゃに汚されていた。
 美奈穂はパンツを下ろすと、崩れるように和式便器に腰を下ろした。

「んんっ……!!」
 痛むお腹をかばいながら、美奈穂はそっと力を込める。次の瞬間、肛門を全開にして残った便が溢れ出した。

  ブチューーーッ!! ブビビビビビビビビビッ!!
  ブチュブチュブブッ……ブリュブピュルッ!!
  ビチビチビチビチッ! ブビブビッ! ブシューッ!!

「んっ……」
 さらに下腹部に力を入れたが、もう何も出てこなかった。お腹が圧迫される感覚はなくならないが、まずはおもらしの後始末が先だった。美奈穂は、かろうじて汚れていない手でペーパーをつかみ、汚れたお尻を拭き始めた。


 その頃、ひかりが入っていった隣の個室では……


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